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2023/05/10 これが爆発の原因かもしれないです。

おはようございます。

 

ついに会社カウンターのビニールカーテンが撤去されました。

 

視界良好です。

 

ただ、すっかりぼやけて見える。

 

これに慣れたので

 

「見えすぎる。」

 

と感じるかも。

 

3年分の慣れが段々元に戻るでしょうか。

 

 

 

 

そんな中で広島はサミットに向けた警戒がどんどん進んでいます。

 

早朝の散歩ルートも信号には必ず警察の方。

 

普段は空き缶をポイ捨て。

 

なんて悪い方もできない様子です。

 

空き缶というと先日こんな事故が発生しました。

 

「置き忘れた空き缶が突然爆発した。」

 

なんて事故。

 

残っていた液体を分析すると

 

アルカリ性

 

は確認できた。

 

さらに忘れた方が現れて

 

「会社で使っている洗剤を空き缶に詰めて持って帰っていた。」

 

そうです。

 

どうやらアルミ製の空き缶に洗剤らしいものを入れたことが原因のようです。

 

では洗剤で化学反応が起きるのか?

 

調べてみると

 

一般的な洗剤とアルミ缶で化学反応は起きない。

 

ただ、これを使えば化学反応は起きる。

 

それは

 

「水酸化ナトリウム」

 

という薬品。

 

クリーニング業界では

 

「苛性ソーダ」

 

と言われる薬品です。

 

これはアルカリ性が非常に高い薬品で

 

油性成分の分解促進しやすい。

 

おそらくこちらの会社では

 

強力な油脂を洗浄しないといけない環境。

 

なのかもしれません。

 

「これは油汚れが綺麗に落ちる。」

 

というわけでアルミ缶にこれを入れて家の掃除に使う。

 

ただそれが事故につながった可能性があります。

 

水酸化ナトリウムとアルミは化学反応を起こす。

 

これが混ざることで

 

2NaOH+2Al→2NaAlO2+H2

 

という反応を起こします。

 

水酸化アルミニウムと水素ガスが発生するんです。

 

おそらく密閉した容器内で水素ガスが発生し

 

内部の圧力が高まって爆発した。

 

のではないでしょうか。

 

「クリーニングで使うアルカリ剤ってこんなことになるんだ。」

 

と思うわないで。

 

一般的なクリーニングで使うアルカリ剤は

 

メタケイ酸ナトリウム

 

という薬品がほとんどです。

 

こちらはアルミとの化学反応は通常では起きません。

 

ただし、特殊な事情で洗浄に

 

「苛性ソーダを使っている。」

 

という事業所は工場からの持ち出しなど管理が必要です。

 

ご注意ください。

 

 

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